古くなった住宅設備、耐震面に不安。
老後の暮らしをもっと快適にしたい。
定年を迎え、築20年になる住まいを「もっと暮らしやすくしたい」と考えました。
ところどころで老朽化が進んでいましたし、老朽化の進んだ床、タイル貼りのバスルームなどに不満がありました。
どうして神奈川アメニックスさんにお願いしようかと決めたのか? それは店長の栗原さんと担当の岩崎さんの対応でした。
設備を選びにショールームまで同行してくれたり、コストを抑えるために既存の家具や造作建具も活かしてくれて。1年ぐらいプランに作りにも付き合ってくれて。「予算内で最大限の提案をする」という気概を感じましたね。毎日気持ちよく過ごせる住まいになりました。
リフォームのポイント
今回のリフォームで重要視したのは、これからの暮らしをよりよくするということです。最大のポイントは耐震補強を含めた広々LDKの提案です。和室、LD、キッチンをひとつにまとめながら、壁のバランスを見直し、廊下とサニタリーが一直線に繋がるように設計しました。室内扉もなるべく動線を妨げないよう、造作スライドドアを取り入れています。
さらに、既存の構造、耐震金物、筋交いの新設により、無駄のない補強工事も行いました。
デザイン面では、ご夫婦の好みの風合いを考え、シックでありながらもモダンさを感じられるようにコーディネートしています。
工事内容
建物のタイプ:戸建住宅
価格:750万円
築年数:16〜20年
工期:1ヶ月
構造:木造
施工地:神奈川県 厚木市
リフォーム箇所:キッチン、浴室・バス、洗面、リビング、和室、玄関、耐震
家族構成:夫婦
プランナー:岩崎拓洋
コーディネーター:栗原映子
LIVING/リビング
仕切られた和室をもっと暮らしに取り入れたかったという、お客様。私たちが提案したのは、キッチン、リビング、和室が一体となった視線の抜けるLDKです。
リフォーム工事後には南面から暖かな陽光が注ぐ、寛ぎの空間が誕生しました。シックな色合いに仕上げた筋交いの提案は、構造と視覚的に空間を区切る役目とを担いました。
間取りを変えるにあたって耐震診断の結果から、補強が必要と考えました。お客様の暮らしへの安心・安全を考え、金物を使った補強工事も提案して、実施しました。
開口部からの光と風が優しく入り込む、憩いのLDKが誕生しました。木目調のフロアはお客様ご夫婦のこだわりです。現しになった筋交いやステンドグラスなど、デザインと実用性を持った提案も随所に反映させました。
KITCHEN/キッチン
吊り戸棚の圧迫感があったダイニングスペースから、料理をしながら会話のできるオープンキッチンにリフォーム。側面の壁は構造上必要な柱の間をあえてふさいだもの。
料理をする際、リビングから手元への視線が届かないように、との配慮から生まれました。スライドドアを開ければ、サニタリーへと繋がる動線も計画。背面のカップボードと写真奥のカウンターは既存のものを改修し、新たな住まいへと取り入れました。キッチンは奥様こだわりの内容に刷新しました。
「設備機器はKさんと一緒にショールームで決めたもの。使い勝手やデザインなどのアドバイスが嬉しかったです」と奥様。日々の会話に華が咲く、ダイニングキッチンが誕生しました。
DINING/ダイニング
リフォームを機に、夫人の念願だったIHクッキングヒーター搭載のシステムキッチンを採用。
「火をつけっぱなしにする心配がありません」と奥様。圧迫感を与えていた吊り戸棚をなくし、L型をI型に変更することで回遊式の動線になりました。
左面のカップボードは以前から使用していたものを有効活用したもので、さらに収納アップのためもうひとつカップボードを追加し、全く物が散らからないキッチンになりました。
JAPANESE STYLE ROOM/和室
仕切られていたため、どこか使い勝手が悪かった和室も藍色のクロスが目を引く、モダンな和室にコーディネート。大胆な藍色の床の間に、造作建具がマッチするモダンな和室にリフォームしました。
既製品にはないカラーや風合いを取り入れ、趣のある空間を演出しました。藍色の床の間と馴染むダークブラウンのスライドドアと障子。さらに、ダウンライトに変えたり、見た目にも美しいアイデアをご提案しました。
和室も一面の色を変えるだけで、室内の雰囲気がとても変わります。
BATHROOM/浴室
狭く寒かったバスルームは、キッチン・ダイニングの間取り変更とあわせる形で壁を移動させ、1.25坪サイズに広げました(以前は0.75坪)。 ユニットバスに変えたことで、お手入れも楽に。浴室乾燥機付きで寒さも解消されました。 そしてサイズアップしたことで、足を伸ばしてゆったりとしたバスタイムを満喫することができるようになりました。 「好きな音楽を聴きながら、ゆっくりと入浴するのが楽しみです」とお客様。
WASHROOM/洗面所
サニタリーは清潔感のある白で統一。壁の位置を見直し、以前よりも広く使えるようになりました。洗面化粧台は豊富な収納と一体となっており、小物がすっきりと片付けられるようになりました。
壁の位置を変えて、面積を広げたことでさらに収納を増やす区都ができ、タオルや洗濯物が散らかりません。
散らかりがちな洗面も、すっきりとした空間になりました。
ENTRANCE/玄関
玄関ホールは床を貼り替え、扉を一新しました。明かり取りとなるスリットが入った、どこかモダンな印象の玄関ドアを採用。大容量のシューズクローク。生まれ変わった住まいにも、しっくりと馴染む高機能玄関です。
GALLERY